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3月2日（日）両国国技館大会『開戦～OUTBREAK～』 武藤敬司選手インタビュー

★3月2日（日）両国国技館大会『開戦～OUTBREAK～』

武藤敬司選手インタビュー

－－3月2日（日）両国国技館大会『開戦～OUTBREAK～』には、アメリカのプロレス団体【TNA】から10名を越える選手が参戦します。そこで先ずは武藤選手からご覧になったアメリカ【TNA】の凄さを教えてください。

▼武藤敬司選手＝何だかんだ言っても世界140か国にTV放映されているから、本当にワールドワイドな団体であると。そしてアメリカのプロレス界は今【WWE】がトップを走っているけど、その次にくるのが【TNA】で、つまりアメリカのプロレス界で2番目にデカい組織であるという事実。その辺のところが【TNA】の凄さだよな。

－－3月2日（日）の両国国技館大会では、その【TNA】の3つのタイトル（世界ヘビー級、世界タッグ、X DIVISION）の選手権試合がそれぞれ行われますが、各タイトルに挑戦する【WRESTLE-1】のそれぞれの選手についてお話を聞かせてください。

先ずは【TNA X DIVISION】王座に挑戦する真田聖也選手について。2月15日（土）の【WRESTLE-1】後楽園ホール大会で、【TNA X DIVISION】王座への挑戦権を賭けた挑戦者決定戦が行われました。「エクストリームロイヤル」と命名された時間差バトルロイヤルで、総勢20名の参加選手によるサバイバルマッチに見事真田選手は勝ち残り挑戦権を得ましたが、その時の真田選手の闘いぶりをご覧になってどのような感想や印象をお持ちになりましたか？

▼武藤敬司選手＝良かったんじゃない。バトルロイヤルのような形式の試合で勝ち抜くのは意外に難しい。ああいう形式の試合はアメリカでは本当に尊重されていて、そこでチャンピオンが決まるほどの試合なんだよ。日本ではどこかお祭り的な感じがするけど。だからその中で勝ち抜いた真田はこの試合に限らず、ここ最近の試合を観ている感じだとなかなか「実力」、「力」が付いてきている感じがして、【WRESTLE-1】がタイトルマッチに送り出す選手として相応しい感じがするよな。

－－では、3月2日（日）の【TNA X DIVISION】選手権試合での真田選手に期待することは何でしょうか？

▼武藤敬司選手＝それは勿論ベルトゲットだよ。チャンピオンになることだよな。

－－では、同じく2月15日（土）の後楽園ホール大会で挑戦者決定戦に勝利して、【TNA世界タッグ】王座への挑戦権を獲得したカズ・ハヤシ選手と近藤修司選手についてうかがいます。挑戦者決定戦ではデスペラードの河野真幸選手とKAZMA SAKAMOTO選手のタッグチームに勝利しましたが、その試合での[カズ・ハヤシ＆近藤修司]組の闘いぶりをご覧になってどのような印象をお持ちになりましたか？

▼武藤敬司選手＝結果として百戦錬磨のカズと近藤が出ることになって良かったなと。その点ではホッとしてるよな。【TNA】の世界タッグチャンピオンがどんな選手か勉強不足で良く分かってないけど、カズと近藤は河野やSAKAMOTOのような190cmぐらいあるデカい選手にも勝てる実力があるから。この二人にも是非ベルトをゲットしてもらいたい。タッグチームは「1+1=2」じゃなくて、それを3とか4にできなければいけない。それができたチームが勝てるのがタッグマッチだからな。カズと近藤は全日の時からずっとお互いに「チーム246」として頑張ってきてるし、そういうこともあって【WRESTLE-1】が安心して送り出せるタッグチームだから。

－－では、船木誠勝選手、田中 稔選手、中之上靖文選手と共に『TNA世界ヘビー級選手権 挑戦者決定トーナメント』にエントリーされ、2月15日（土）の後楽園ホール大会では1回戦で田中 稔選手、決勝では船木誠勝選手を破って挑戦権を手に入れたKAI選手についてうかがいます。そのトーナメントでのKAI選手の闘いぶりをご覧になってどのような印象をお持ちになりましたか？

▼武藤敬司選手＝まだちょっと分からない。この前の後楽園ホールだけじゃ本当に分からないよな。それまでがKAIのイメージは良いものじゃなかったから。でもあのトーナメントを勝ち抜いたのは事実だから。結果を残して実際に出ることが決まった中で、決まった以上、この前の（アニマル）浜口さんじゃないけど、「何事も気合い」だから。持ち前の「気合い」で勝負に勝って欲しい。「気合いだ！」「気合いだ！」「気合いだ！」「気合いだ！」（笑）。

－－KAI選手が挑戦する「世界ヘビー級」のタイトルマッチが3月2日（日）両国大会のメインイベントになる可能性が高いと思いますが、その点に関してはいかがですか？

▼武藤敬司選手＝メインだったらハッピーエンドで終わらないと淋しいだろ？（笑）。

－－では、武藤選手ご自身のことについてうかがいます。昨年12月の【WRESTLE-1】所沢大会で、3月2日（日）の両国大会にご自身が出場することをリング上で宣言なさいました。両国大会の開催を発表してから、まだそれほど日が経っていない中での出場宣言でしたので、武藤選手自身かなり気合いが入っていらっしゃるなという印象を持ったのですが、武藤選手は一選手としてどのような想いでこの両国大会に臨みますか？

▼武藤敬司選手＝生憎と言うか、【TNA】も時代が流れている中で、今は俺とゆかりのある選手もそうはいなくなってきてて。まぁ、そんなことを言ったら日本もそうなんだけどな。だからやっぱり両国では団体としての【WRESTLE-1】もそうなんだけど、「武藤敬司ここに在り！」って言うのを世界140か国の人達に知らしめたいと言うか。【TNA】の選手も、そして【WRESTLE-1】の選手も、俺からしてみたら全員鼻タレレスラーだということだ（笑）。ちゃんと大人のプロレスを観せてやる！

－－では、最後に3月2日（日）両国国技館大会を楽しみにしていらっしゃる皆様や武藤選手の試合を楽しみにしていらっしゃるファンの皆様へメッセージをお願いします。

▼武藤敬司選手＝実は俺も両国大会が実際どうなるのか分からないんだよな。こういうイベントっていうのは生ものだから。ただ【WRESTLE-1】はこの半年間、それで今日までやって来てるから。そこが面白くて今日までやってこれてるから。だから実際に試合が始まったら多分きっと面白いことにはなると思うよ。それと今度の両国大会を【WRESTLE-1】が羽ばたく為のスタートにしたい。【WRESTLE-1】の元々のコンセプト、「WORLD WIDE0」のスタートにしたいよね。

 

★「FIGHTING ENTERTAINMENT WRESTLE-1 開戦～OUTBREAK～」

3月2日（日）東京・両国国技館　17時 試合開始／16時 開場

★大会概要