20193.30(SAT) TOPICS

「夢を叶えるには若い今がチャンス」佐藤が3月をもってW-1を退団

「夢を叶えるには若い今がチャンス」佐藤が3月をもってW-1を退団

3月30日(土)、W-1の横浜ラジアントホール大会の試合後、社長のカズ・ハヤシと佐藤嗣崇が記者会見を実施。3月末日をもって、佐藤がW-1を退団することを発表した。

今大会ではペガソ・イルミナルとシングルマッチを行なったが、これがラストマッチ。夢を叶えるために退団すると語った佐藤は、「去年の8月に帰ってきた時から意識していてライバルだと思っていました。10年後か20年後かわからないですけど、その時にペガソがW-1のトップになって、僕が違う団体でトップになって、もう一回どっかの会場でシングルできたらと思っています」とライバルとの再会に思いを馳せていた。

また、会見に同席したカズも「一緒にやっていきたいが、彼の夢を尊重する」とコメント。「同性に好かれるレスラー、応援されるレスラーになってくれればと思います」とアドバイスを送っていた。

 

カズ 今日集まりいただいたのは所属選手の佐藤が話したいことがあるそうです。

佐藤 今日、3月30日、ラジアントホール大会をもちましてW-1を退団させていただきます。いろいろ他団体に出させてもらう機会が多くて、自分のプロレスをいろんな場面で試すことができたのもW-1のおかげですし、リザルトに挑戦したり、負けてももう一回挑戦できたりといろんな経験をさせてもらった中で、僕は小さい頃プロレスラーになる夢があって、サラリーマンを辞めて、プロレス総合学院に入って、プロレスラーとしてデビューして過ごして来たんですけど、もう一つ僕の夢である日本で一番大きな団体である新日本プロレスさんを目指したいということでハヤシさんに話をさせてもらいました。

──新日本に入りたいということですけど、入門テストやつてがあったりするのですか?

佐藤 入門テストとかはわかんないですけど、やっぱりプロレスラーとして目指していく上で夢があったので。若い今がチャンスかなと思ってここでハヤシさんのほうにお願いをして勝負をしたいと伝えました。

──その話を聞いて、カズ社長はどのように思われたんですか?

カズ 長いんでね。2年半ぐらい前かな? 総合学院に入って卒業試合の相手もして、凄い一緒にやってきた仲間というイメージでいます。その彼が夢をちゃんと口に出して言ったので、そこは僕は応援したいなと思っています。木村花選手がスターダムさんに行きましたけど、佐藤が新日本プロレスさんに行きたいと言うのであればそこは彼の夢ですから、止めることはせずに。僕は個人的には一緒にやっていきたいし、会社としても一緒ににやっていきたいという気持ちは伝えましたけど、そこは彼の夢を尊重して、できることは一生懸命やれという気持ちです。

──ラストマッチは?

カズ 今日になります。契約上、今日がラストマッチになって、4月1日から自分の力でゼロからでいいと思っているんですよ。プロレス学院でやって来たこと、2年でやってきたことは自分の引き出しにしまっておいて、ゼロの気持ちで新日本プロレスさんにアタックしてもらえればと思っています。その中でいざという時に引き出しを開けて、さらに上に登れる選手になれればなと思っています。まあ、言えるアドバイスは学院の時から言っていたんですけど、同性に好かれるレスラー、応援されるレスラーになってくれればと思います。それぞれ考えがあると思うんですけど、そこは持ち続けてもらいたいなと思います。

──最後の試合がペガソ選手とのシングルマッチでしたけど、闘いを終えてどのような思いですか?

佐藤 最後ペガソとシングルできたというのは凄い嬉しいことだし、ペガソが正体不明ってわかんないようになっていますけど、でも、僕の中では同期のあいつじゃないかと去年の8月に帰ってきた時から意識していてライバルだと思っていました。僕の中で退団してしまったので、10年後か20年後かわからないです。その時にペガソがW-1のトップになって、僕が違う団体でトップになって、もう一回どっかの会場でシングルできたらと思っています。その時にこのラジアントでの試合が懐かしいな、あいつらの若手の時代の試合だなと思われればなと思っています。

 

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