20198.14(WED) TOPICS

9.1横浜文体のクルーザー王座戦は“兄弟”対決だった!? アンディが語るパンテーラとの関係性!!

9.1横浜文体のクルーザー王座戦は“兄弟”対決だった!? アンディが語るパンテーラとの関係性!!
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9月1日(日)『2019 プロレスLOVE in YOKOHAMA』横浜文化体育館でW-1クルーザーディビジョン王座をかけて闘うことになったアンディ・ウーとエル・イホ・デル・パンテーラ。お互い、「親友でありライバル」と呼び合っているが、その関係性についてアンディに語ってもらった。

 

──アンディ選手が9.1横浜文化体育館大会でクルーザーディビジョン王座をかけて闘うエル・イホ・デル・パンテーラ選手は親友という間柄だそうですが、初めて会った時のことを憶えていますか?

 

アンディ よく憶えています。初めて会ったのはW-1の会場なんですけど、実はパンテーラのほうが僕より先にW-1で試合をしているんですよ。

 

──それはどういうことですか?

 

アンディ 僕は全日本プロレス時代の最後のほうでメキシコ修行に行っていたんですけど、その後分裂してW-1ができたと。だから、旗揚げ戦の時もまだメキシコにいて、W-1に合流したのはそれから2カ月後なんですよね。

 

──2013年の11月頃ですね。では、その時にはすでにパンテーラ選手はW-1で闘っていたんですね。

 

アンディ WNCの選手としてW-1に上がっていました。で、僕のメキシコ時代のルチャの先生がパンテーラのお父さんなんです。

 

──名ルチャドールとして名高いエル・パンテーラ選手。

 

アンディ だから、パンテーラのお父さんとは常に一緒に行動してました。練習もそうですし、試合もそうですし、食事も一緒。マスク作りをされているのでそれを手伝ったりしたこともありますよ。もう寝るのと風呂入る時以外は全部一緒でしたね。

 

──完全につきっきりで面倒を見てくれたということですね。

 

アンディ パンテーラの家にホームステイしてましたからね。必然的に一緒ですよね。それぐらい親身になって面倒見てくれて、日本に帰る時には空港で、「お前も俺の実の息子だ。だから日本に帰ってもがんばれ」って言ってくれたんですよ。

 

──まるでカール・ゴッチと木戸修のような関係性じゃないですか!

 

アンディ それから僕とパンテーラのハーフマスクをプレゼントしてくれたんです。あれは今でも僕の宝物ですね。

 

──それだけお父さんにお世話になったアンディ選手でしたけど、その時点ではまだ息子のエル・イホ・デル・パンテーラには会ったことはなかったんですね?

 

アンディ ないですね。ただ、お父さんにそうやって言ってもらえたので、その時から兄弟的な意識は持っていました。もちろんWNCに息子がいるというのは知っていたんですけど。

 

──それで帰国して初めてW-1の会場で会ったと。

 

アンディ そうですね。同じぐらいの時期にお父さんも日本にやって来て、3人でプライベートで会ったこともありましたね。ただ、試合をしたのはWNCの大会が最初でしたね。確か6人タッグだったと思うんですけど、いきなりパンテーラに負けたんですよ。「凄え奴だな」って思いましたね。

 

──ファーストコンタクトで凄さがわかったと。

 

アンディ やっぱり、僕もお父さんに習ってきたことを披露したいじゃないですか? でも、習ってきたことが同じだから、僕の動きを読まれてしまうんですよね。何かしようとすると、その先をいかれてしまうので非常にやりづらかったのを憶えています。そこからは組んだり闘ったりしてたんですけど、最初のほうは僕がずっと負け続けていましたね。初めて勝ったのが2014年の岐阜大会で、そこからは勝ったり負けたりが続いてますね。

 

──シングルマッチも何回もやっていますよね。

 

アンディ それこそ今僕が持っているクルーザー王座の初代王者決定トーナメントの1回戦でもやっていますからね。当時、パンテーラはデスペラードにいましたから。

 

──なるほど。パンテーラ選手も「このベルトにはパンテーラのヒストリーがある」と言っていましたけど、お二人の歴史にも欠かせないベルトということですね。

 

アンディ その割にはタイトルマッチは今回が初めてなんですけどね(笑)。でも、シングルマッチは8〜9回ぐらいやってます。とにかくパンテーラは組んでも闘ってもおもしろい相手ですよね。組んでいる時は全く気を使わなくていいし、闘っている時は遠慮なく自分の持っている全てを出せる。親友だけどライバルなんですよ。プライベートではプロレスの話もしないで、なんてことない話ばっかりしていますけど、リングに上がれば別。もうライバルとしか言いようがないですよね。だから、組んでいてもパンテーラが闘っている時に盛り上がっていると、うれしいんだけども悔しいという感情も湧いてきてしまう。向こうもそう思っているんじゃないですか?

 

──そういう非常に濃厚な関係を持っているパンテーラ選手と年間最大のビッグマッチである横浜文化体育館で、しかも初めてタイトルマッチで相まみえるというシチュエーションは感慨深いんじゃないですか?

 

アンディ そうですね。だから、この試合を一番見てほしいのは、パンテーラのお父さんなんですよね。僕にとっても先生でありお父さんですからね。ぜひ最前列で僕たちの試合を観てもらいたいんですよね。

 

──息子たちの兄弟対決を。

 

アンディ はい。エル・パンテーラがいなかったら、今のアンディ・ウーというレスラーは存在してないですから。中国拳法というベースに、パンテーラから教わったルチャの技術が加わったのがアンディ・ウーというレスラーですからね。まあ、見てもらえるかどうかはともかく、メキシコまでいい評判が届くような試合を“兄弟”でしますよ!

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