「WRESTLE-1 TOUR 2017 SHINING WINTER」

平成29年12月2日(土)~平成29年12月17日(日)

201712.10(SUN)

「WRESTLE-1 TOUR 2017 SHINING WINTER」12.10東京・後楽園ホール大会
開催日:2017年12月10日
時間:12時開始/11時開場
場所:東京・後楽園ホール
住所:東京都文京区後楽1-3-61
TEL:03-5800-9999
アクセス:
水道橋駅徒歩約3分 後楽園駅徒歩約10分

第一試合
シングルマッチ 20分1本勝負
    • 佐藤 嗣崇

    • 瀧澤 晃頼

  • 4分28秒
  • スレンテン

ゴングが鳴ると、佐藤は瀧澤をロープに押し込んで気合いの入ったチョップを一撃。ショルダータックルでふっ飛ばし、ストンピング、ボディスラムで攻め込んでいく。さらに逆エビ固めに捕らえてギブアップを迫る佐藤。一方の瀧澤はこれを逃れると、ドロップキックで反撃開始。エルボー、ココナッツクラッシュ、スタナーを連続で炸裂させる。しかし、佐藤はエルボーアタックで瀧澤の動きを止めると、ブレーンバスターを2連発だ。一方の瀧澤もニーリフト、フェイスバスターでやり返す。そして、監獄固めと羽根折り固めの複合技、スレンテンへ。佐藤はこれを逃れることができず、無念のギブアップを喫した。

瀧澤のコメント
「佐藤選手、でかいですね。今までやった中で一番でかくて力もあって、キャリア重ねていつか強くなった時にもう一回やりたいですね。でかい選手とやる機会があまりないんで、やりがいがありました。ありがとうございました」

佐藤のコメント
「クソ! ACEの一さんも負けて、W-1の佐藤として臨んだんですけど、キャリアのある瀧澤さんに及びませんでした。今年の初勝利狙ったんですけど、来年に持ち越しになりました。絶対、来年、早く初勝利をもぎ取ります」

第二試合
タッグマッチ 30分1本勝負
    • カズ・ハヤシ

    • 頓所 隼

    • 三富 政行

    • 藤原 ライオン

  • 5分16秒
  • ジャパニーズレッグロールクラッチホールド

三富は頓所に顔面踏みつけ、フィストドロップ。続けてライオンがボディスラムを食らわすと、素早くタッチを受けた三富はニードロップを炸裂させる。そして、ライオンと2人がかりで頓所を攻撃だ。しかし、頓所はドロップキックで反撃すると、場外に逃げた三富に向かってプランチャ。さらにミサイルキック、スイング式DDTを炸裂させる。だが、ライオンがここでカット。串刺し式のニー、ハイキック、さらにカズにも張り手を食らわしてリング外に排除。三富はその隙にサッカーボールキックから垂直落下しブレーンバスターを頓所に食らわせる。だが、ここでカズが救出に戻ってくる。ハンドスプリング式のハイキックを三富に食らわせ、ボディシザーズでライオンを場外に排除する。蘇生した頓所は飛びつき式DDTを三富に食らわせ、最後はジャパニーズレッグロールクラッチホールドで3カウントを奪った。

カズ&頓所のコメント
カズ 意地ですよ、意地。ACEの存在が彼にとって邪魔になる時もあるし、それをすべて彼が乗り越えて、彼が作り上げて、彼がプロレス三昧を過ごしているという意地ですよ。

頓所 やっと三富から3カウント獲ったぞ! おい、三富はACEをナメてるかもしんないけど、ACEの奴は全員ACEに誇り持ってやってんだよ!


三富&ライオンのコメント
三富 (W-1のロゴを指して)ここがファッキューなのかACEがファッキューなのか。レフェリーがファッキューなのか。今日はソフト今井も買収されていたな。
ライオン 彼はソフトすぎるね。
三富 ちょっと今日はハヤシ社長がいたので物申したかったんだけど、逆に物申されたかなと。エルボー効いたね。痛いね。ただW-1の試合自体は僕が提言してから少しずつ変わってるんじゃないかな。横浜ラジアントホール大会にもACEの子たちは出てないし、今日もあまり出てないし。
ライオン 出なくていいから。
三富 いい風潮にW-1が向かってくれれば。これでもう一回ACEの実力を見たいなと思いました。ACEの実力をACEだけで見せてください。今日はハヤシ社長がいたんで。
ライオン その通りです。

第三試合
タッグマッチ 30分1本勝負
    • 河野 真幸/TriggeR

    • 近藤 修司/TriggeR

    • NOSAWA論外

    • MAZADA

  • 5分11秒
  • ランニングニーアタック→片エビ固め

ベテラン同士のタッグマッチ。愚連隊がイスを持ち出せば、近藤と河野はリングの下からビール瓶を持ち出す。ならばと、愚連隊はカラオケのリモコン! いったい何をしようとしているのか? 場内がざわつく中、論外は近藤に「礼儀が足んねえよ!」と言いながら拳を落としていく。MAZADAも近藤をコーナーで足蹴にし、「先輩、すみませんは?」と怒鳴りながら攻撃だ。一方の近藤は愚連隊をまとめて蹴散らし、タッチを受けた河野はMAZADAにバックドロップ。しかし、MAZADAは河野をコーナーに自爆させると、論外を呼び込んで合体攻撃。さらに論外がシャイニング論ザードを炸裂させる。しかし、カットに入った近藤が論外をラリアットをなぎ倒すと、河野がすぐさまランニングニーアタック! 論外から3カウントを奪った。最後はなぜか4人揃って万歳三唱を行なったのだった。

近藤&河野&論外&MAZADAのコメント
論外 俺たち組んでもよくないか?
MAZADA 俺たち、最先端のプロレスやっているよ。
論外 俺たちは礼儀をまわきまえているから。一緒に上を向いて、全日本行きましょうよ。
近藤 なんで全日本なんだよ。
論外 全日本巡業あんだよ。
近藤 全日本は行かねえぞ(と言いながら退場)。
河野 (近藤を追いかけながら)近藤さん! 近藤さん! 

第四試合
シングルマッチ
    • 征矢 学

    • タナカ 岩石

  • 8分48秒
  • デスバレーボム→片エビ固め

まずはこの一騎打ちを望んだ岩石が気合いの入ったエルボーで征矢をダウンさせ、土手っ腹目掛けて頭突きを連発だ。征矢はたまらず場外へ逃亡。そこへ追いかけてきた岩石に頭突きを食らわせる。しかし、岩石の頭は硬い。逆に自分が頭を抱えるハメになってしまった。ならばと征矢は、場外でボディスラムを敢行。征矢を硬い床に叩きつける。そしてチョップでいたぶってからリングに戻すと、シーソーフリップ。さらに顔面にストンピングを連打だ。攻撃の手を緩めない征矢は串刺し式のラリアット。さらに腰にエルボーを叩き込んでいった。一方の岩石もスリーパーで反撃開始。征矢をコーナーに押し込むとショルダータックルを連発し、水車落としでマットに叩きつける。そして岩石はコーナー最上段へ。しかし、立ち上がった征矢はデッドリードライブ。続けてコーナーに叩きつけてから首筋にラリアット、さらにネックブリーカーだ。しかし、岩石は続く征矢のブレーンバスターを切り返すと、雄叫びを上げながら再びコーナーの最上段へ。今度こそはとダイビングヘッドバットを発射だ。しかし、征矢はこれを自爆させるとブレーンバスター。そしてトドメのワイルドボンバーへ。だが、岩石は頭突きを征矢の腕にぶつけて回避。スクールボーイで3カウントを狙う。しかし、征矢はこれをキックアウトすると、すかさずワイルドボンバー! 最後はデスバレーボムでトドメを刺した。

征矢&岩石のコメント
征矢 俺はいつも通り、お客様第一で、プロレスを観戦できるようにその環境を作っている。お客さんが声を出しやすい様に、気持ち良く帰っていただけるように私はプロレスのリングを通し、試合を通し、伝えていきたい。そしてたくさんのお客様に見に来ていただきたい。レスラーにはそれぞれイデオロギーがあるんですよ。俺は俺のイデオロギーがある。それをお客さんに伝えていきたいと思っています。今日岩石がああいう形で俺とシングルしろと。勝ち負けの問題の前にどういう試合をしようかなと。それしか頭に入ってなかったです。個数が全然合ってなかったですけど、私からのクリスマスプレゼントを皆様にお渡ししたつもりです。ほんの気持ちです。そうしたちょっとした心遣いが大切なんじゃないでしょうか? 
※ここで岩石が登場
岩石 征矢! あんたに負けたよ。でも、納得いかねえんだよ。俺の知っている征矢学はそんな人間じゃない。強さを追い求めて、倒れても前に進む。そういう征矢学ぶに戻ってきてほしいんだよ。
征矢 古いんだよ!
岩石 あんたそんなんじゃないよ! そんなんじゃない!
征矢 お前見ていると本当にうざったい! 
岩石 こっちだってうざったいんだよ! わかったよ。新しいパートナー連れてくるよ。そして俺ともう一回やれ!
征矢 もういいって言ったじゃねえか。
岩石 言ってねえ! 新しいパートナー連れてくる。
征矢 俺はうんざりだよ。こっちのパートナーは誰だよ?
岩石 任せるよ。
征矢 武藤敬司でもいいのか? 
岩石 いいよ!
征矢 本当か? あとは会社の判断だぞ。
岩石 もう一回闘おうじゃねえか! 俺が昔のあんたに戻してやる!
征矢 俺はいまを生きてんだよ! 昔に囚われてるから進歩してねえんだよ! 今を生きろ!(と言って、征矢は先に控え室へと姿を消す)。
岩石 クソッ! せっかく組まれたシングル。でも納得してねえからな。しつこくつきまとうからな。昔の熱い征矢学が戻ってくるまで!

第五試合
6人タッグマッチ 30分1本勝負
    • 稲葉 大樹

    • 黒潮“イケメン”二郎

    • アンディ・ウー

    • 児玉 裕輔/Enfants Terribles

    • 立花 誠吾

    • ドランク・アンディ/Enfants Terribles

  • 9分41秒
  • マスクはぎ→反則

12月2日の横浜大会でマスクを剥がされ反則勝ちを拾ったアンディは怒りの先制攻撃。場外に逃げたドランクに早くも三角飛び式のプランチャを発射だ。さらに場外でいたぶってから、リングに戻るとミサイルキック。さらに腕ひしぎでギブアップを迫っていく。これを逃げられると、再びコーナーへ。しかし、立花に攻撃を受けて場外に転落してしまう。Enfant Terriblesは場外乱闘で流れをつかむと、ドランクは早速アンディのマスク剥ぎにかかる。なんとか防いだアンディだが、捕まって集中攻撃を受けてしまう。得意の拳法の蹴り技もドランクにかわされ、立花からはパンチ攻撃。児玉にもブレーンバスターを食らったりと劣勢を強いられた。そんな中、アンディは児玉と立花にドロップキックを食らわして脱出。タッチを受けたイケメンはミサイルキックでドランクをふっ飛ばし、児玉と立花を連続でショルダースルーで投げ飛ばすとポーズを決める。さらにドランクにはロープの反動を利用したムーンサルトを投下だ。続く稲葉はドランクにエルボーを連打してからフィッシャーマンズバスター。さらにダイビングヘッドバットを投下し、チャンスを作る。そして、アンディが先程のお返しとばかりにミサイルキックをドランクに炸裂させる。しかし、飛鴻は逆にドランクにスープレックスで切り返されてしまう。ドランクは横浜で奪ったマスクを取り出しレフェリーの気をそらすと、急所攻撃。さらに立花が入ってきて竹刀で一撃を食らわしてから、ドランクは必殺のアンディ・ヴー! しかし、ドランクはカバーにいかない。動きの止まったアンディにレインメーカーポーズからマスク剥ぎ! アンディの頭からマスクがスポッと抜けて、すかさずレフェリーもゴング。横浜大会同様、ドランクの反則負けとなった。

アンディのコメント
「おい! なんや、これ! W-1おもしろくするって、こんなんでおもしろくなるんか? もう一回シングルやらせろ。やりたくないぐらい半殺しにしてやるから!」

児玉&立花&ドランクのコメント
立花 おいおい何してんだよ。同じやり方で負けたじゃねえかよ。少しは学べよ。千羽アンディでも作るのか? あと998? でも、これ(割れたひょうたん)見ろ。また組まれたらよ、次はこうしてやりましょうか?
児玉 凄い割れた。
立花 こうしてやりましょう、あいつ。でも、次ないすかね? 負けちゃったから。
児玉 マスクないから出てこれないか。まあツメましょう。

第六試合
WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 吉岡 世起

    • 土方 隆司

  • 13分39秒
  • S・K→片エビ固め

※第11代王者・吉岡世起が3度目の防衛に成功。

序盤、吉岡が素早いロープワークから蹴りで先制攻撃。しかし、土方は吉岡のケプラーダを防ぐと、エプロンを走って蹴りを炸裂させる。さらにリングに戻るとスリーパー。吉岡のスタミナを奪いにかかる。さらに土方はエルボーを連打してから、鈍い音のする頭突きを一撃。しかし、この強烈な一撃で吉岡の目が冷めたのか、ゼロ戦キックで反撃すると、串刺し式のニーアタックからハイキック、さらにドロップキックで顔面を打ち抜いてみせる。土方が場外へ逃げるとすぐさまラ・ケプラーダだ。ペースを握った吉岡は背中にカカト落としを見舞うと、ニーリフトを連発。しかし、ロープに飛んだところを今度は土方が蹴り技で逆襲。土方はサッカーボールキックで吉岡を蹴りつけ、コーナーに振ってからハイキック。そして、フィッシャーマンズバスターでトドメを狙う。しかし、吉岡はこれをDDTで切り返し、トラースキック。土方もコーナーでカウンターの蹴りを放つと、ランニングジャンピングハイキックから垂直落下式のフィッシャーマンズバスターで応戦だ。一方の吉岡も土方の身体を旋回しながらアームバーでやり返す。ここから両者はキックの打ち合いを行うが、途中、土方が蹴り足を掴んだまま強烈な張り手を吉岡に見舞う。吉岡もお返しの張り手を打っていくが、土方はびくともしない。逆に強烈な張り手を打ち込み、蹴り上げてからフィッシャーマンズバスター! なんとか返した吉岡はエルボーで反撃していくが、土方も吉岡の手首を握って放さない。お互いその状態でエルボーを打ち合っていたが、そこから吉岡は蹴りで土方を切り離し、ハイキック。さらにclockstrikeで顔面をぶち抜き、ハイキック、S・Kの大攻勢だ。しかし、土方はキックアウト。ならばと吉岡は土方の正面、背中と連続で3発のS・K! 粘る土方から3カウントを奪い、クルーザー王座の防衛に成功した。

試合後、「土方さん、あんた本当にブランクあるんすか? 議員ちゃんとやってます? 鼓膜破れたし、意識飛びそうでしたよ。やべえな。また機会があったらやりましょう」と土方の健闘を称えた吉岡。そして、「でも、次の挑戦者が出てこないんで、お楽しみにチェックしていていくださいで」と言い残し、充実した表情でリングを去っていったのだった。


吉岡のコメント
「しんどいけど、刺激的だな。本当に議員やってんのか? 鼓膜破れたぞ。左、全然聞こえねえ。でも、楽しかった。蹴り合いおもしれえじゃねえか。次決まってねえんだろ? 誰でもいいよ。俺に刺激をくれるんなら誰もいい。まだ足りねえ! もっともっともっとこのベルトの価値を上げていく」


土方のコメント
「負けました。立派なチャンピオンだったと思います。試合前に言ってなかったんですけど、僕は全日本プロレスで世界ジュニアのベルトをノアに奪われるという失態をノカしました、そのあとの転落ぶりは知っている人は知っていると思います。その失ったベルトを取り戻したのがカズ・ハヤシでした。このクルーザー、カズ・ハヤシが巻いてないベルトを巻くことで自分の中で世界ジュニアを終わりにしたかったんですけど、それも叶いませんでした。でも、精一杯の強がりを言わせてもらえれば、またチャレンジする理由ができた。そしてこれまで以上にプロレスに励んでいく理由ができた。いずれにしても団体のチャンピオンというのは初参戦でいきなりチャンピオンになれるほど軽いものでもないし、逆にそうであっても困るし。またW-1のクルーザーに身を捧げる決意ができました。以上です」

第七試合
WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 土肥 孝司

    • 羆嵐/Enfants Terribles

    • 火野 裕士

    • ジェイク・オーメン

  • 16分4秒
  • 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

※第12代王者組・土肥孝司&熊ゴロー組が初防衛に成功。

序盤から火野が土肥をパワーで圧倒。早速土肥を捕まえると、強烈な逆水平チョップを打ち込んでいく。土肥もやり返すが、火野は胸を出してこれを受け切る。山のようにびくともしない。続くジェイクは熊ゴローに中指を立てて挑発しながら土肥を攻撃。さらにタッチを受けた火野はスリーパーの体勢でチョップを打ち込んだり、ブロックバスターを食らわせたりと、ここでも土肥をパワーで圧倒していく。次第に追い込まれていく土肥。ダブルのショルダータックルを食らわされると、ジェイクのニードロップ、火野のセントーンを連続で被弾してしまった。しかし、土肥もやられっぱなしではいられない。意地のスピアーをかまして、火野に逆襲だ。これでタッチを受けた熊ゴローにも気合いが入る。火野にフライングソーセージを食らわし、ボディスラムで火野の巨体を投げきり、セントーンを投下する。ならばと火野は逆水平チョップ。熊ゴローも火野の胸板にエルボーを叩き込んでいくが、火野は手を後ろに組んであえて胸を突き出して受けてみせる。そして、太い腕でラリアットを放ち、熊ゴローをなぎ倒してみせた。続くジェイクはエルボーの連打から回転式のネックブリーカー。さらにブレーンバスターの体勢から前方に叩きつけていく。だが、熊ゴローのピンチに土肥が素早く救出。ジェイクを倒すと、ギロチンドロップとセントーンを同時に投下してみせた。しかし、火野がすぐさま入ってくる。土肥熊2人をラリアットでなぎ倒すと、熊ゴローをFucking BOMBへ。これを土肥がカットし、合体バックドロップだ。勢いに乗る熊ゴローはリングに戻ってきたジェイクに打点の低いドロップキック。さらに土肥とダブルインパクト式のブルドッキングヘッドロックだ。そして、熊ゴローがコーナに上がり、ダイビングセントーンを投下。だが、これを食らっては一巻の終わりと、火野が無理やりジェイクをリング下に引きずりおろし、熊ゴローを自爆させる。そして土肥を裏投げで投げてから、Fucking BOMBへ。しかし、熊ゴローはショルダースルーでこれを回避。すると、そこへジェイクが二段蹴り。しかし、熊ゴローは続くトラースキックを防いで土肥にタッチ。ここで火野が出てきて、ジェイクと一緒に土肥に合体チョークスラムだ。火野は熊ゴローを場外に連れ出すと、自身はすぐさまリングへ。そして、ジェイクとトレイン攻撃だ。しかし、土肥は続くジェイくのトラースキックを受け止めると、熊ゴローがスピアー。ジェイクも二段蹴りからトラースキックで反撃してくるが、土肥はこれを防いでハーフネルソンスープレックス。さらにラリアットでなぎ倒すと、最後は垂直落下式のブレーンバスターでトドメを刺した。

試合後、マイクを握った土肥は「12月31日に朝青龍を押し出したら1000万円。そこに土肥熊が出る!」と宣言。AbemaTVの企画への挑戦を宣言したのであった。


土肥&熊ゴローのコメント
土肥 いやあきつかった。でも、2017年のW-1タッグ戦線、1月から俺たちがチャンピオンになったりなんなかったりしたけど、一番盛り上げてきた。そういう自負はあるかな。
熊ゴロー もういねえだろう。タッグ屋という奴ら全員倒した。もういい加減このベルトを持って外に出たりしたいですね。
土肥 でも、今日は勝つ方法でいったし、意地になんなかったから。今年はこれで後楽園ホールは終わって、千葉の大会とファン感謝祭も大事だけど、俺らは朝青龍とよ、やっちゃう。まあ、やっちゃうって言って出られるかどうかわかんないけど、メディアを通じてね。土肥熊どちらかが出たら……。
熊ゴロー どちらかがセコンド。
土肥 俺はどっちかって言ったらお前を押すけどね。
熊ゴロー ケンカなら負けないって言ったじゃないですか。
土肥 まあルールもあるから。
熊ゴロー でも、やってやりましょうよ。目の前に1000万円がぶらさがってんですから。
土肥 そうだね。まあ、タッグのほうは2018年、機会があればまたやりましょう(笑)。


火野&ジェイクのコメント
火野 負けた気せえへんけど、負けてもうたな。
ジェイク 俺のミスで負けてしまったね。そんな時もあるよね。火野はベストパートナーだ。私はアメリカに戻るけど、すぐに戻ってくる。チャンピオンとして。火野、アメリカに来てくれ。アメリカでタッグチャンピオンになろう。
火野 ジェイクのホームタウンに行って、このチームを磨いてきたいなと思っているけど、いつ行こうかな。
ジェイク 火野&ジェイクがワールドワイドにやってやる!
火野 ホームステイOK? ちょっと考えておきますわ。負けたけど、そんなに落ち込んでないっていことでした。

第八試合
WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
    • 芦野 祥太郎/Enfants Terribles

    • 伊藤 貴則

  • 17分3秒
  • アンクルロック

※第11代王者・芦野祥太郎が7度目の防衛に成功。

芦野はテーピングをしている伊藤の左肩を狙って攻撃。ならばと伊藤は得意の蹴りで応戦するが、芦野はあざ笑うように蹴り足を取ってドラゴンスクリューからのプロレスLOVEポーズだ。そして動きの止まった伊藤に足首攻め。さらに俵返しで伊藤の巨体を投げきってみせる。伊藤は立ち上がって蹴りで反撃をするが、すでにダメージを負っているため、自身で蹴っておきながら悶絶。そんな伊藤を芦野は蟹挟みで倒し、レッグブリーカーでさらにダメージを与えていく。芦野は容赦せずに伊藤の顔を張り倒し、蹴りを入れてから、今度は足首にエルボー攻撃だ。ここまで劣勢だった伊藤だが、強烈なローキックを芦野の右足に炸裂させる。これで倒れた芦野の背中に蹴りを見舞う。まだ足の痛みで悶絶しながらも、もう一発蹴りを見舞った伊藤。芦野がたまらず場外へと出てエプロンに座っているところにランニングしながらサッカーボールキックをお見舞いだ。さらにエプロンから走ってまさかのトペ・コンヒーロを敢行。リングに戻るとニーリフトをぶち込んで、芦野を悶絶させる。さらに正拳突きと蹴りの空手のコンビネーションからミドルキックを胸板に炸裂させた伊藤。フライングニールキック、ブロックバスター、さらに起き上がらせてからPKを叩き込み、コーナーへ。しかし、芦野はすぐさま起き上がり、コーナーに登っていた伊藤を捕まえると雪崩式のフロントスープレックスで反撃だ。続けてエルボースマッシュアタックを繰り出し、さらにエルボースマッシュを連発だ。しかし、伊藤も一歩も引かない。芦野の顔面に膝蹴りを叩き込み、PKで追撃。そしてトドメのジャーマンを狙う。ところが、芦野は伊藤が背後についた瞬間に体勢を入れ替えてアンクルロック! 伊藤の右足首をこれでもかと捻る! これがガッチリと極まってしまい、伊藤はタップアウト。芦野が年内最後の防衛戦も勝利で飾ったのだった。
試合後、マイクを握った芦野。「伊藤、どうだったタイトルマッチ。政権交代だのEnfants Terriblesを解体だの顔じゃねえんだよ。お前はゼロからやり直せ。第1試合のセコンドからやり直せ。これ見てわかっただろう。アンクルで一撃」と伊藤を罵倒。さらに、「誰かが出てきて『挑戦したいです』、『はい、決定』。俺、このやり方気に食わないからさ。俺はこれからやりたいと思った相手としか防衛戦しません。それがこのベルトの価値を高めるんだよ。俺にとってこのベルトは全てなんだよ。軽々しく挑戦したいとか言うんじゃねえ。わかったらとっと帰れ!」と伊藤のセコンドについていたNEW ERA勢も罵倒した。さらにマイクを握り続ける芦野。「2017年、今日が最後の後楽園です。散々悪態ついてきたけど、一つだけお願い聞いてほしいんだよ。7回防衛したからいいでしょう。イケメン出てこい」とイケメンを呼び込んだ。そして、「一つだけお前に言いたいことがあんだよ。締めろ!」と、イケメンにマイクを渡し、自身は児玉と立花と共にリングから去っていったのであった。


芦野のコメント
「まあリング上で言った通り、やりたい相手とやっていきます。それはいつなのか、誰だかわかりません。W-1に俺のベルトに挑戦できる相手はいないから、また一からやっていきたいと思っています。それは文体かもしれない。やりたいような相手がいなかったら、文体まで防衛戦はやんないんで。W-1にいるレスラーもっと躍起になって倒しに来いよ。NEW ERAは伊藤がやられてヘラヘラしてんじゃねえよ。もっとベテランはどうだ? 第1試合で若手とやってて。俺はプロレス始めて2年だよ? 何年やってんだよ。10年やっている奴らが第1試合。そういうところがダメなんだよ。全員でがんばんなきゃダメだよ。俺はいいやじゃないんだよ。もっと必死に来い。必死に取りに来い。以上」


伊藤のコメント
「まだ全然W-1チャンピオンシップに挑戦できる実力じゃなかったです。膝も肩もこんなんじゃ勝てなかったと思います。また一から這い上がって、次こそ抜群のコンディションで臨みたいと思います」

第〇試合
シングルマッチ 10分1本勝負
    • 馬場 拓海

  • 2分36秒
  • 逆エビ固め

プロレス総合学院4期生だった馬場は後楽園初登場。1期生の一にショルダータックル、エルボーで果敢に攻め込んでいく。一方の一はドロップキックから気迫あふれるエルボーで反撃。1期生の意地を見せるように逆エビ固めで絞め上げて、あっさりとギブアップを奪った。

WRESTLE-1 OFFICIAL GUIDE